空を見上げると、夜ごと形を変える月。
満月になったり、新月になったりと、その姿は毎日少しずつ変化していますよね。
でも、月の満ち欠けはただの天体ショーではありません。
私たちの心や体、さらには食欲や消化の働きにまで深く影響を与えているのです。
スピリチュアルの世界では、月のリズムと人間の体内リズムはリンクしていると考えられています。とくに女性は、月経周期が月の周期とほぼ一致していることからも、そのつながりは無視できません。
この記事では、満月と新月の違い、それぞれの時期にどんな食事が体と心に合っているのか、そしてなぜそれが開運にもつながるのかを、わかりやすく解説していきます。
月のリズムは約29.5日。人の体もこのサイクルで動いている
月の満ち欠け(=月齢)は、約29.5日で一周するリズムです。新月に始まり、上弦、満月、下弦、そしてまた新月へと戻るサイクルです。
この周期は、人間の生理的なリズムや感情の波とリンクしているとされていて、古代から多くの民族が「月の暦(ルナカレンダー)」を使って生活していました。
とくにスピリチュアルな世界では、月のエネルギーが私たちに与える影響について、こんな風に説明されています。
- 新月:リセット・浄化・新しいスタート
- 満月:達成・感情のピーク・吸収・手放し
つまり、新月と満月では「心身の状態」も「必要な食べ物」もまったく違うのです。
新月におすすめの食事:デトックスと浄化の食べ物
新月は「真っ暗な月」。このタイミングは、体も心もいったんリセットする時期といわれています。
なぜ新月にデトックスが必要なの?
新月の時期は、自然界も静まり返り、エネルギーが内側へと向かうタイミングです。
スピリチュアル的には、「新しい種をまく前に、不要なものを手放す」のに最適な時です。
この時期に体内に余分なものがたまっていると、せっかくの新しい始まりに向けてエネルギーが滞ってしまいます。
だからこそ、新月の前後には「体を軽くする食事」がおすすめです。
新月におすすめの食材やメニュー
- 野菜中心の食事(特に緑黄色野菜や旬のもの)
- 味噌汁やおかゆなどの消化に良いもの
- 水分を多めにとる
- 甘酒やハーブティーなどの発酵・浄化系飲料
- ファスティング(断食)やプチ断食も効果的
特におすすめなのが「白湯(さゆ)を飲む習慣」です。朝起きてすぐに白湯を1杯飲むことで、内臓が目覚め、毒素をゆっくりと排出してくれます。
新月の過ごし方のポイント
- 新しい願い事や目標を書く(新月ノートなど)
- 無理に動かず、休息を大事にする
- 考えごとよりも「感じる」ことを意識する
新月は、未来に向けた準備期間です。体の中も心の中も、余白を作ることで新しいものが自然と入ってきます。
満月におすすめの食事:吸収・エネルギーチャージのごはん
一方、満月は空にまんまるの月が輝く時期。
このタイミングでは体も心も「吸収モード」に切り替わっていて、良いものも悪いものもどんどん入ってきやすくなっています。
なぜ満月は「吸収の時期」なの?
潮の満ち引きに影響する満月の力は、私たちの体液や血流、ホルモンバランスにも影響を与えます。
この時期は「食べすぎやすい」「感情が不安定になりやすい」ともいわれていて、体が“過剰に取り込む”傾向があります。
だからこそ、満月には「体が本当に欲しがっているもの」を与えることが大切です。
満月におすすめの食材やメニュー
- たんぱく質をしっかりとる(肉・魚・豆腐など)
- 炊き立てのご飯や温かいスープ
- 自然の甘み(さつまいも、かぼちゃなど)
- ミネラル豊富な食事(海藻やきのこ類)
- 感謝して食べる「ごちそう」
この時期は、「受け取る」「与えられたものに感謝する」ことがテーマです。
少し贅沢な食事を、自分や家族に“ご褒美”として用意するのも、満月のエネルギーと波長が合いやすくなります。
満月の過ごし方のポイント
- 満月の日は感情があふれやすいので「感謝」を忘れない
- 断捨離や手放しに最適なタイミング
- 家族や恋人と一緒に食事をするのが吉
満月は、「自分が満ちる」ことを祝う日。 食事も、心も、日常も、すべてに「ありがとう」と伝えるようにしましょう。
月のリズムと調和する食事は「心の食養生」
現代の食事は「カロリー」や「栄養素」にばかり目が行きがちですが、
スピリチュアルの視点では、「その食事が、いまの自分にとってふさわしいか」を感じることが大切です。
- 新月は 手放しと浄化の食事
- 満月は 受け取りと感謝の食事
このように月のリズムに合わせて食事を意識することは、体と心を自然の流れに戻していく行為でもあります。
そしてそれは、直感や運の流れを良くする開運アクションでもあるのです。
まとめ:食事を通して、月と仲良くなろう
私たちが何気なく食べているごはんも、月のリズムと呼吸を合わせるだけで、もっと深く、もっと心に響くものに変わります。
新月には「余白」を作るような軽やかな食事を。
満月には「感謝」とともに、しっかりとエネルギーを補給できるごはんを。
自然のリズムと体のリズムを一致させることで、あなたの中に眠るスピリチュアルな感性はどんどん磨かれていきます。
まずは今日の月が「どんな形をしているか」を知ることから始めてみてくださいね。
そして、次の満月や新月には、月と向き合いながら、自分のためのごはんを丁寧に選んでみましょう。
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